この記事のポイント
東海で御朱印巡りを楽しむための神社・寺院10選。熱田神宮・伊勢神宮・豊川稲荷・砥鹿神社など各地の見どころ・アクセス・季節限定御朱印情報をまとめます。
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御朱印巡りで「一生に一度は行きたい場所」を挙げるなら、多くの人が伊勢神宮を思い浮かべるはずです。東海地方は伊勢神宮を筆頭に、熱田神宮・豊川稲荷・砥鹿神社など、格式の高い社寺が各県に点在しています。
三重・愛知・静岡・岐阜という4県にまたがるこのエリアは、日帰りから1泊2日で「参拝の旅」を計画しやすい地理的な条件も整っています。この記事では、東海の御朱印巡りを始めるにあたって押さえておきたい社寺と、周辺情報を整理します。
東海の御朱印巡りの魅力
東海エリアの御朱印巡りには、他の地域にはない「規模感」があります。伊勢神宮の御朱印をいただくためだけに遠方から訪れる方は後を絶たず、「お伊勢参り」は現代でも特別な参拝の旅として根付いています。
また、熱田神宮は三種の神器のひとつ「草薙神剣」を御神体とする格式を持ち、豊川稲荷は曹洞宗の寺院でありながら稲荷信仰の聖地として知られるという「神仏習合の歴史」が色濃く残るエリアでもあります。御朱印を通じて、神道と仏教が重なり合う日本の信仰文化の深さを実感できます。
必訪の主要神社・寺院10選
伊勢神宮(三重県伊勢市)
日本に数ある神社の中で、伊勢神宮は別格の存在とされています。天照大御神を祀る内宮(皇大神宮)と、豊受大御神を祀る外宮(豊受大神宮)の二宮を中心に、125社の社から成る総称が「伊勢神宮」です。
御朱印は内宮・外宮それぞれでいただけます。どちらも「神宮」の力強い墨書きと「奉拝」の文字が入ったシンプルな御朱印で、その清々しさが伊勢神宮らしいと感じる方が多い傾向があります。
伊勢参りの順序として、外宮から参拝してから内宮へ向かうのが古くからの作法とされています。外宮から内宮へはバスで移動するのが一般的です。
アクセスはJR・近鉄の伊勢市駅が外宮の最寄り、内宮へはそこからバスで約15分。
熱田神宮(愛知県名古屋市熱田区)
草薙神剣を御神体として祀る熱田神宮は、1900年以上の歴史を持ちます。主祭神の熱田大神(天照大神)とともに素盞嗚尊・日本武尊など五柱の神々を祀ります。
境内は約6万4000坪の広さで、樹齢数百年の楠が茂る静謐な雰囲気は、名古屋の都市部にありながら別世界のような感覚をもたらします。御朱印は本宮前の授与所でいただけます。「熱田神宮」の墨書きとともに熱田の葵紋が入った御朱印は、格調ある一枚です。
アクセスはJR東海道本線の熱田駅・神宮前駅から徒歩約5〜7分。名古屋駅からは約10分。
豊川稲荷(妙厳寺)(愛知県豊川市)
「豊川稲荷」として全国的に知られますが、正式には曹洞宗の寺院・妙厳寺(みょうごんじ)です。本尊の千手観音のほか、荼枳尼天(だきにてん)を祀る霊狐塚が有名で、商売繁盛・福徳のご利益を求めて全国から多くの参拝者が訪れます。
御朱印は境内の複数の場所でいただけます。「奉拝」の文字と寺院らしい朱印が特徴で、稲荷ゆかりのきつねのデザインが入ったものも頒布されることがあります(詳細は公式サイトで確認)。
アクセスは名鉄豊川線の豊川稲荷駅から徒歩3分。
砥鹿神社(愛知県豊川市)
三河国一宮として古くから信仰を集める砥鹿神社(とがじんじゃ)は、大己貴命(おおなむちのみこと)を祀ります。里宮と奥宮(本宮山山頂)の二か所があり、それぞれで御朱印をいただけます。
奥宮は標高789メートルの本宮山山頂に位置し、山中の参道を歩く巡拝スタイルは修行的な雰囲気があります。里宮は豊川市街地に位置し、電車でのアクセスも良好です。
アクセスは名鉄名古屋本線の名電山中駅から徒歩約30分(奥宮)、またはJR飯田線の三河一宮駅から徒歩約10分(里宮)。
猿田彦神社(三重県伊勢市)
伊勢神宮の内宮から徒歩圏内に鎮座する猿田彦神社は、道を拓く「みちひらきの神」猿田彦大神を祀ります。方位除け・交通安全・縁結びなど、道に関わるさまざまなご利益で信仰されています。
御朱印は拝殿前の授与所で。おかげ横丁や赤福本店の近くにあり、伊勢参りのルート上に位置するため、外宮・内宮に続いて立ち寄る方が多い場所です。
アクセスは内宮バス停から徒歩約5分。
津島神社(愛知県津島市)
全国に3000社あるとされる天王社・津島神社の総本社で、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)を祀ります。織田信長や豊臣秀吉ら戦国武将からも崇拝を受けた社で、厄除け・疫病退散のご利益が古くから伝わります。
津島の夏祭り(尾張津島天王祭)は国の重要無形民俗文化財に指定されており、祭りの時期に合わせた参拝も人気です。
アクセスは名鉄津島線の津島駅から徒歩約10分。
富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)
全国に約1300社ある浅間神社の総本社で、木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)を祀ります。富士山を御神体とし、本殿の奥に広がる「富士山」そのものを参拝する特別な社です。
本宮の御朱印のほか、富士山山頂(奥宮)の御朱印もあり、富士登山をした方が山頂でいただく御朱印は「登頂の証」として大切にされています。
アクセスはJR東海道本線の富士宮駅から徒歩約10分。
鳳来寺(愛知県新城市)
703年(大宝3年)に利修仙人が開いたと伝わる真言宗五智教団の総本山で、正式名称は鳳来寺山。1425段の石段を上った先に本堂があります。徳川家光の生誕祈願にまつわる伝承が残る、歴史ある霊場です。
鬱蒼とした杉木立の中を歩く参道は修験道の雰囲気が色濃く、御朱印目的だけでなく「山岳信仰の場を歩く」体験として訪れる方も多くいます。
アクセスはJR飯田線の本長篠駅からバスで約20分。
椿大神社(三重県鈴鹿市)
猿田彦大命を主祭神とする椿大神社(つばきおおかみやしろ)は、全国に約2000社ある猿田彦神社の総本社のひとつとされます。道を拓く力の神として、芸能・縁結び・交通安全のご利益が広く伝えられています。
境内の樹林が深く、鈴鹿の自然の中で静かに参拝できる場所です。
アクセスは近鉄山田線の鈴鹿市駅からバスで約20分。
真清田神社(愛知県一宮市)
尾張国一宮として、天火明命(あめのほあかりのみこと)を祀る真清田神社(ますみだじんじゃ)は、一宮市の総鎮守です。「一宮(いちのみや)」という地名の由来がこの神社にあるとされ、地元の方から厚い信仰を集めています。
アクセスはJR東海道本線・名鉄名古屋本線の尾張一宮駅から徒歩約10分。
東海ならではの限定御朱印・季節御朱印
伊勢神宮は月次祭・神嘗祭など年間を通じて神事が行われており、それぞれの時期に参拝することで伊勢の信仰の深さをより身近に感じられます。御朱印の内容は通年同じスタイルで、シンプルさが伊勢らしさとされています。
熱田神宮では、年始の「初えびす」の時期やあつた神宮まつり(6月)などの大祭に合わせて多くの参拝者が集まります。時期によっては特別な御朱印が頒布されることもあります(公式サイトで要確認)。
豊川稲荷では毎年2月の「節分大祭」が有名で、全国から参拝者が集まります。
御朱印巡りに必要な準備
御朱印帳の選び方
伊勢神宮でいただく御朱印は内宮・外宮ともにシンプルなスタイルのため、御朱印帳のデザインを問わずよく映えます。ただし、見開き対応の大判サイズは近年いただける機会が増えているため、将来的に他の社寺でも御朱印巡りをするなら大判がおすすめです。
御朱印帳の詳しい選び方は御朱印帳おすすめ選び方ガイドで解説しています。
服装と体力の準備
伊勢神宮は外宮・内宮ともに玉砂利の参道が長く、歩きやすい靴が必須です。内宮は宇治橋から本殿まで片道15〜20分ほど歩きます。夏は日差しが強く帽子や水分持参を、雨の日は歩道が滑りやすい場所もあるため注意が必要です。
鳳来寺の1425段の石段は、体力に自信のない方は時間に余裕を持って計画することをおすすめします。
東海の御朱印巡りモデルコース
1日コース:伊勢参り(外宮→内宮→猿田彦神社)
朝9時〜:外宮参拝と御朱印(約60分) 豊受大御神を祀る外宮をまず参拝。正宮・多賀宮など境内を歩きながら参拝。御朱印は正宮前の授与所で。
昼前〜:バスで内宮へ移動(約20分)
午前11時〜:内宮参拝と御朱印(約90分) 宇治橋を渡り、正宮まで歩く。御正宮への参拝後、荒祭宮なども合わせて。御朱印は宇治橋近くの授与所で。
午後1時〜:猿田彦神社・おかげ横丁(約60分) 内宮からすぐの猿田彦神社で御朱印。おかげ横丁で伊勢名物の赤福や伊勢うどんを楽しむ。
2日コース:名古屋+伊勢
1日目:熱田神宮・豊川稲荷(名古屋泊) 熱田神宮で参拝と御朱印(午前)。午後は豊川稲荷へ(名古屋駅から名鉄で約45分)。夜は名古屋泊。
2日目:伊勢神宮(外宮→内宮→猿田彦神社) 上記の1日コースを参考に。
地元グルメ・お土産との組み合わせ
伊勢
伊勢参りの帰りに赤福本店に立ち寄るのは、江戸時代から続く定番ルートです。内宮のおかげ横丁では伊勢うどん・手こね寿司・松阪牛串など、三重の食が一か所で楽しめます。お土産には伊勢茶・本みりん・めかぶ茶などが地元らしい選択です。
名古屋(熱田神宮周辺)
熱田神宮の鳥居前には創業300年以上の「宮きしめん」があります。境内の茶屋で食べる宮きしめんは、参拝後の定番です。熱田神宮の名物「信長塀(のぶながべい)」を見た後に昼食が自然な流れになります。
公共交通でのアクセス情報
| 社寺 | 最寄り駅・バス停 | 駅からの目安 |
|---|---|---|
| 伊勢神宮(外宮) | JR・近鉄伊勢市駅 | 徒歩7分 |
| 伊勢神宮(内宮) | 伊勢市駅 | バス15分 |
| 熱田神宮 | JR熱田駅 | 徒歩5分 |
| 豊川稲荷 | 名鉄豊川稲荷駅 | 徒歩3分 |
| 砥鹿神社(里宮) | JR三河一宮駅 | 徒歩10分 |
| 猿田彦神社 | 内宮前バス停 | 徒歩5分 |
| 津島神社 | 名鉄津島駅 | 徒歩10分 |
| 富士山本宮浅間大社 | JR富士宮駅 | 徒歩10分 |
| 椿大神社 | 鈴鹿市駅 | バス20分 |
| 真清田神社 | JR尾張一宮駅 | 徒歩10分 |
交通機関の最新情報は各公式サイトでご確認ください。
よくある質問
Q. 伊勢神宮の御朱印はどこでいただけますか?
内宮の御朱印は宇治橋近くの授与所、外宮の御朱印は正宮近くの授与所でいただけます。なお、伊勢神宮の御朱印は「奉拝」と「神宮」の墨書きのみのシンプルなスタイルです。摂社・末社それぞれで御朱印を集めることはできません(神宮は特別な慣行があります)。詳しくは伊勢神宮の公式サイトでご確認ください。
Q. 豊川稲荷は神社ですか、お寺ですか?
豊川稲荷の正式名称は「妙厳寺(みょうごんじ)」という曹洞宗の寺院です。稲荷信仰と仏教が習合した形で信仰されており、「お寺なのに稲荷」という神仏習合の歴史が感じられる場所です。御朱印も寺院スタイルです。神社用・寺院用で御朱印帳を分けている方は注意が必要です。
Q. 伊勢神宮は一日で外宮と内宮を両方回れますか?
両宮を参拝して御朱印をいただく場合、外宮で約1時間、内宮で約1時間30分〜2時間の所要時間が目安です。おかげ横丁での食事を合わせると半日〜1日かかります。余裕を持ったスケジュールで計画することをおすすめします。
Q. 熱田神宮でいただける御朱印の種類を教えてください。
熱田神宮では本宮の御朱印のほか、別宮・若宮などの摂社でも御朱印をいただける場合があります。詳細な種類と受付場所は熱田神宮の公式サイトや現地の授与所でご確認ください。頒布の状況は時期によって変わることがあります。
東海の旅は、伊勢から始まる
「一生に一度はお伊勢参り」という言葉が長く受け継がれてきたのは、伊勢神宮がもたらす何かが、そこを訪れた人たちに確かに届き続けているからかもしれません。御朱印を集めることを入り口に、東海各地の社寺を旅してみてください。
御朱印帳の準備が整っていない方は御朱印帳おすすめ選び方ガイドを、縁結び信仰に関心がある方は縁結び神社おすすめ15選もあわせてどうぞ。
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