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神社・参拝 ·

東北の御朱印巡りおすすめ10選|山形・宮城・岩手・青森

東北で御朱印巡りを楽しむための神社・寺院10選。出羽三山・鹽竈神社・中尊寺・松島五大堂など各地の見どころ・アクセス・限定御朱印情報をまとめます。

この記事のポイント

東北で御朱印巡りを楽しむための神社・寺院10選。出羽三山・鹽竈神社・中尊寺・松島五大堂など各地の見どころ・アクセス・限定御朱印情報をまとめます。

東北の御朱印巡りには、独特の「奥深さ」があります。出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)の修験道、松尾芭蕉が「奥の細道」で歩いた参道、平泉の金色堂——いずれも、「行く」ことそのものに意味がある場所です。

関東や関西と比べると移動距離は長くなりますが、だからこそ訪れたときの感動は格別です。東北の社寺は比較的混雑が少なく、境内をゆっくりと歩ける時間を持ちやすいのも特徴です。この記事では、東北エリアの御朱印巡りの入り口として押さえておきたい社寺を10か所紹介します。


東北の御朱印巡りの魅力

東北の御朱印巡りの魅力を一言で表すなら「自然と信仰が一体になった場所」です。

羽黒山の杉並木・月山のお花畑・松島の多島海——自然景観の中に社寺が息づいているため、御朱印をいただきながら東北の風土そのものを体感できます。芭蕉が「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」と詠んだ山寺(立石寺)のように、文学の舞台を歩くという楽しみ方もできます。

また、東北の山岳信仰(修験道)の歴史は特に深く、出羽三山を中心とした修験道の参拝文化は今も続いています。修験道ゆかりの社寺が残す御朱印には、他のエリアとは異なる力強さがあります。


必訪の主要神社・寺院10選

出羽三山神社(山形県鶴岡市・西村山郡)

出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)は、1400年以上の歴史を持つ山岳信仰の聖地です。「生まれ変わりの旅」とも呼ばれ、羽黒山(現世)→月山(過去・死の世界)→湯殿山(来世・再生)という三山巡礼が伝統的な参拝スタイルとして続いています。

御朱印は羽黒山の三神合祭殿(さんじんごうさいでん)、月山(頂上)、湯殿山本宮でそれぞれいただけます。三山の御朱印を揃える参拝は、今も多くの方が目指す「東北の御朱印巡りの集大成」的な達成感があります。

羽黒山の杉並木参道(2446段の石段)は国の特別天然記念物。月山の山頂への登山と湯殿山参拝は体力が必要なため、季節と体調に合わせた計画が大切です。

アクセスは鶴岡駅からバスで羽黒山へ(約50分)。月山・湯殿山は登山装備が必要。

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鹽竈神社(宮城県塩竈市)

「しおがまさま」と親しまれる鹽竈神社(しおがまじんじゃ)は、武甕槌神・経津主神・塩土老翁神を祀る、東北地方を代表する格式の高い神社です。陸奥国一宮として古くから信仰を集め、東北の総鎮守的な存在として親しまれています。

表参道の202段の石段を上った先に鎮座する本殿は、七彩の錦絵を彷彿とさせる色彩豊かな建築様式(権現造)が特徴です。御朱印は本殿前の授与所でいただけます。境内には日本最古の桜として知られる「鹽竈桜(しおがまざくら)」(国の天然記念物)が植えられており、桜の季節には特別な雰囲気に包まれます。

アクセスはJR仙石線・東北本線の塩釜駅から徒歩約15分。

中尊寺(岩手県西磐井郡平泉町)

世界遺産「平泉—仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」の中核をなす中尊寺は、850年(嘉祥3年)に慈覚大師円仁が開山したと伝えられます。藤原三代が造営した金色堂(国宝)は、創建以来900年近くにわたり当時の姿を残す歴史的建造物です。

御朱印は讃衡蔵(さんこうぞう)の近くや各堂でいただけます。金色堂のある覆堂を中心に、境内には複数のお堂が点在しています。

松尾芭蕉が奥の細道で「五月雨の 降り残してや 光堂」と詠んだ場所として知られ、文学的な興味を持って訪れる方も多くいます。

アクセスはJR東北本線の平泉駅から徒歩約20分またはバス5分。

松島五大堂(宮城県宮城郡松島町)

日本三景のひとつ・松島に鎮座する五大堂は、807年(大同2年)に征夷大将軍坂上田村麻呂が毘沙門堂として建立し、後に慈覚大師円仁が五大明王を安置したと伝わります。現在の建物は1604年(慶長9年)に伊達政宗が再建したもので、東北最古の桃山建築として知られます。

松島の島々を一望する透かし橋を渡った先にある五大堂では、御朱印をいただくことができます(受付場所は瑞巌寺側の授与所でも対応しています。詳細は現地でご確認ください)。

アクセスはJR仙石線の松島海岸駅から徒歩約5分。

立石寺(山寺)(山形県山形市)

860年(貞観2年)に慈覚大師円仁が開山したと伝わる立石寺(りっしゃくじ)は、通称「山寺」として知られる天台宗の寺院です。奇岩に囲まれた境内は、1015段の石段を上った先にある奥の院・五大堂から山形盆地を見渡す絶景が広がります。

松尾芭蕉が1689年(元禄2年)に訪れ、「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」という句を詠んだ地として有名です。御朱印は根本中堂近くの授与所でいただけます。

アクセスはJR仙山線の山寺駅から徒歩約5分(入口まで)。石段上りは約30〜50分かかります。

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瑞巌寺(宮城県宮城郡松島町)

伊達政宗が慶長年間に再建した瑞巌寺は、松島を代表する寺院で臨済宗妙心寺派の東北本山です。参道の杉並木と磨崖仏が並ぶ洞窟群は、松島観光の中でも独特の存在感を持ちます。

国宝の本堂には伊達家縁の豪華な欄間彫刻が施されており、松島の自然と対比をなす華やかな内部装飾が見どころです。御朱印は庫裏(くり)前の授与所でいただけます。

アクセスはJR仙石線の松島海岸駅から徒歩約5分。

塩釜住吉神社(宮城県塩竈市)

鹽竈神社の末社として知られる塩釜住吉神社は、海の守護神・住吉三神を祀ります。塩釜港を見下ろす小高い場所に鎮座しており、漁業・航海の守護として地元漁師たちの信仰を集めてきました。

塩竈市の港町の雰囲気と合わせて参拝すると、東北の海と信仰の関係を身近に感じられます。

厳美渓・達谷窟毘沙門堂(岩手県西磐井郡平泉町)

中尊寺から車で約10分に位置する達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)は、坂上田村麻呂が蝦夷征討後に毘沙門天を祀ったと伝わる場所です。岩壁に寄り添うように建てられた朱塗りの堂は、訪れた人に強い印象を残します。

御朱印は社務所でいただけます。平泉観光のルートに組み込む方が多い場所です。

アクセスは平泉駅からバスで約15分。

黒石寺(岩手県奥州市水沢区)

天平元年(729年)の創建と伝わる天台宗の古刹・黒石寺は、奥州市水沢区に鎮座します。毎年2月に行われる「蘇民祭(そみんさい)」は国の重要無形民俗文化財に指定されており、1300年近い歴史を持つ東北の冬の奇祭として知られています(ただし蘇民祭は2024年に終了が発表されました)。

本尊の薬師如来は平安時代の作と伝えられる重要文化財で、薬師信仰のご利益を求めて訪れる方も多い場所です。

アクセスはJR東北本線の水沢駅からバスで約20分。

青麻神社(宮城県仙台市宮城野区)

天照大神・月読神・素盞嗚神の三柱を祀る青麻神社(あおそじんじゃ)は、眼病平癒・中風除けのご利益で信仰されてきた古社です。境内の清水は「青麻の水」として親しまれています。

仙台市内に鎮座しながら、素朴で落ち着いた雰囲気の社です。

アクセスはJR仙石線の小鶴新田駅から徒歩約15分。


東北ならではの限定御朱印・季節御朱印

出羽三山神社では、毎年2月に行われる「松例祭(まつれいさい)」など修験道の重要な神事に合わせた参拝文化があります。羽黒山頂の三神合祭殿では、参道の雪深い冬の景観とともに参拝する体験が特別なものになります。

鹽竈神社の鹽竈桜(4月下旬頃)の開花時期は、境内が白と淡い紅色で彩られる美しい季節です。境内には鹽竈桜にちなんだ特別な授与品が頒布されることがあります(公式サイトで要確認)。

立石寺(山寺)は紅葉シーズン(10月中旬〜11月上旬)が特に美しく、奇岩と紅葉が重なる景観が多くの参拝者を引きつけます。


御朱印巡りに必要な準備

御朱印帳の選び方と耐久性

東北の御朱印巡りは、石段・山道・雪道など、移動が体力を使う場面があります。御朱印帳はバッグの中での摩擦や水濡れに注意が必要です。レザー製や撥水カバー付きの御朱印帳、または御朱印帳ケースで保護することをおすすめします。

初めての御朱印帳の選び方は御朱印帳おすすめ選び方ガイドで詳しく解説しています。

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東北の参拝に必要な体力と装備

出羽三山(特に月山・湯殿山)や立石寺の石段は、相応の体力が必要です。登山経験の少ない方は羽黒山の山頂(三神合祭殿)まで歩く参道にとどめ、月山登山は別の機会に計画するのが安全です。

冬の出羽三山は積雪が深く、通常の参拝ルートが使えない場合もあります。公式サイトで開山・閉山時期を必ず確認してください。


東北の御朱印巡りモデルコース

1日コース:松島・塩竈エリア

朝9時〜:瑞巌寺(松島海岸駅徒歩) 参道の杉並木を歩き、本堂と洞窟群を参拝。御朱印と散策で約60〜90分。

午前11時〜:松島五大堂 瑞巌寺から徒歩数分。透かし橋を渡って参拝。御朱印と松島の眺望で30〜40分。

昼:松島で昼食 牡蠣・海鮮丼など松島の海の幸を味わう。

午後13時〜:鹽竈神社 松島から仙石線で塩釜駅へ(約20分)。202段の石段を上って参拝と御朱印。所要約60分。

2日コース:仙台+山寺

1日目:瑞巌寺→松島五大堂→鹽竈神社(仙台泊)

2日目:立石寺(山寺) 仙台駅からJR仙山線で山寺駅へ(約50分)。1015段の石段を上って奥の院まで参拝、御朱印をいただく。午後に仙台に戻る(帰路)。


地元グルメ・お土産との組み合わせ

松島

松島の名物は牡蠣料理です。参拝後に海沿いの食堂で焼き牡蠣・牡蠣ご飯を楽しむのが定番コースです。お土産には笹かまぼこ・松島こけし・瑞巌寺に関連した文化財グッズなども人気です。

平泉

中尊寺参拝後は、平泉の参道沿いで「わんこそば」や前沢牛を使った料理を楽しめます。世界遺産平泉ならではの土産物として、金色堂をモチーフにしたグッズも並んでいます。

山寺・山形

立石寺(山寺)参拝後は山形の玉こんにゃく・芋煮が定番です。山形市街まで戻れば山形ラーメン・冷たい肉そばも楽しめます。


公共交通でのアクセス情報

社寺最寄り駅・バス停駅からの目安
出羽三山(羽黒山)JR鶴岡駅バス50分
鹽竈神社JR塩釜駅徒歩15分
中尊寺JR平泉駅徒歩20分
松島五大堂JR松島海岸駅徒歩5分
立石寺(山寺)JR山寺駅徒歩5分(入口まで)
瑞巌寺JR松島海岸駅徒歩5分
達谷窟毘沙門堂JR平泉駅バス15分
黒石寺JR水沢駅バス20分
青麻神社JR小鶴新田駅徒歩15分

交通機関の最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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よくある質問

Q. 出羽三山を全部回るには何日かかりますか?

羽黒山・月山・湯殿山の三山をすべて参拝するには、最低2〜3日必要です。月山登山は7〜9月が登山シーズンで、天候や体力によっては1日かけて山頂の御朱印を目指します。鶴岡市内に宿泊しながら、2〜3日かけてゆっくり巡るのが現実的なプランです。三山を一気に回るのが難しい場合、羽黒山だけでも十分に価値ある参拝になります。

Q. 中尊寺の金色堂は内部を見学できますか?

金色堂は覆堂(おおいどう)という覆い屋の中に保存されており、内部の拝観には拝観料が必要です。金色に輝く堂内の須弥壇・螺鈿細工・藤原三代のミイラ(安置場所は公開)を間近で見られる貴重な機会です。讃衡蔵(博物館)との共通拝観券があります。

Q. 立石寺の石段は途中で引き返しても御朱印はいただけますか?

根本中堂(入口に近い場所)でも御朱印をいただけます。奥の院・五大堂への1015段をすべて上れない場合でも、参拝そのものは楽しめます。ただし「奥の院」の御朱印は山頂付近でのみいただけます。

Q. 松島の社寺を一日で複数回れますか?

瑞巌寺・五大堂・円通院(禅院)は松島海岸駅から徒歩圏内にあり、半日あれば3か所の御朱印を集められます。午前中に松島を回って、午後に塩竈(鹽竈神社)へ移動する1日コースが人気です。


奥の細道を歩くように、ゆっくりと

芭蕉が「奥の細道」で歩いた東北の地を、御朱印を携えて訪れる。そういう旅のスタイルが、東北の御朱印巡りには自然に合っています。

急ぎすぎず、一か所ずつ丁寧に参拝する。石段を一段一段上りながら、境内の静かな空気に身を置く——そういった時間の使い方が、東北の旅の豊かさを引き出してくれます。

御朱印帳はまだ持っていないという方は御朱印帳おすすめ選び方ガイドを、旅のお守りが気になる方は縁結びお守りおすすめアイテムもご覧ください。

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