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算命学

六十干支(六十花甲子)完全事典|60の干支の意味・性格・読み方一覧

VEIL編集部 監修

この記事のポイント

六十干支(六十甲子)の全60種を番号・読み・五行・陰陽で完全網羅した保存版一覧。各干支の意味と性格の特徴、算命学での使い方、還暦の仕組みまで徹底解説。

生年月日を算命学で読み解くとき、最初にぶつかるのが「六十干支(ろくじっかんし)」という概念だ。甲子・乙丑・丙寅……と続く60種類の組み合わせが、一人ひとりの年柱・月柱・日柱を構成する。

このページでは、60すべての干支を番号・読み・五行・陰陽つきでまとめる。「自分の干支がどれか知りたい」「それぞれの意味を比較したい」という方はこのページを入口にしてほしい。各干支の詳細解説はそれぞれのリンクから読める。

自分の日干(日柱の天干)をまず確認したい方は算命学 無料計算ツールを使うと3秒で出る。


六十干支とはなにか。なぜ「60」なのか

六十干支(六十甲子・六十花甲子とも呼ぶ)は、古代中国で生まれた時間の記録システムだ。

素材は2種類ある。「十干(じっかん)」と呼ぶ10種の記号と、「十二支(じゅうにし)」と呼ぶ12種の記号。10と12をそのままかけ算すると120になるが、干支の組み合わせには制約がある。十干の奇数番目(陽)は十二支の陽とだけ、偶数番目(陰)は十二支の陰とだけ組み合わさる。この制約のため実際に成立する組み合わせは、10と12の最小公倍数である60通りになる。

甲(きのえ)を1番とし、癸(みずのと)が10番に来たあと再び甲に戻り、十二支の方は12種を循環し続ける。60番目の「癸亥」でちょうど両者が揃い、61番目は再び「甲子」から始まる。これが60年で一周する「還暦」の数学的な根拠だ。

干支は年だけでなく、月・日・時刻にも割り当てられている。算命学ではこの三つ(年柱・月柱・日柱)を生年月日から引き出し、命式として読む。詳しい計算の仕組みは算命学の計算式で解説している。


六十干支の成り立ち――十干×十二支の組み合わせルール

干支が60種に限定される理由を、もう少し丁寧に説明する。

十干は奇数位置(甲・丙・戊・庚・壬)が「陽の干」、偶数位置(乙・丁・己・辛・癸)が「陰の干」だ。十二支も同様に、子・寅・辰・午・申・戌が「陽の支」、丑・卯・巳・未・酉・亥が「陰の支」となる。

組み合わせの大原則は「陽の干には陽の支、陰の干には陰の支」のみ。これにより甲子(陽×陽)は成立するが、甲丑(陽×陰)は成立しない。乙丑(陰×陰)は成立するが、乙子(陰×陽)は成立しない。

この制約が60という数を生む。十干が6周(60÷10)するとき十二支はちょうど5周(60÷12)し、両方が同時に先頭に戻る。

干支を理解するうえで欠かせない陰陽五行の哲学は算命学の陰陽五行にまとめてあるので、背景知識として参照してほしい。


六十干支 完全一覧表

60すべての干支を、番号・干支・読み・天干五行・地支五行・天干と地支の五行関係の順で掲載する。すべての干支に個別解説ページへのリンクがある。

干支読み天干(五行・陰陽)地支(五行・陰陽)天干・地支の関係
1甲子きのえね甲・木陽子・水陽水生木(相生)
2乙丑きのとうし乙・木陰丑・土陰木剋土(相剋)
3丙寅ひのえとら丙・火陽寅・木陽木生火(相生)
4丁卯ひのとう丁・火陰卯・木陰木生火(相生)
5戊辰つちのえたつ戊・土陽辰・土陽比和
6己巳つちのとみ己・土陰巳・火陰火生土(相生)
7庚午かのえうま庚・金陽午・火陽火剋金(相剋)
8辛未かのとひつじ辛・金陰未・土陰土生金(相生)
9壬申みずのえさる壬・水陽申・金陽金生水(相生)
10癸酉みずのととり癸・水陰酉・金陰金生水(相生)
11甲戌きのえいぬ甲・木陽戌・土陽木剋土(相剋)
12乙亥きのとい乙・木陰亥・水陰水生木(相生)
13丙子ひのえね丙・火陽子・水陽水剋火(相剋)
14丁丑ひのとうし丁・火陰丑・土陰火生土(相生)
15戊寅つちのえとら戊・土陽寅・木陽木剋土(相剋)
16己卯つちのとう己・土陰卯・木陰木剋土(相剋)
17庚辰かのえたつ庚・金陽辰・土陽土生金(相生)
18辛巳かのとみ辛・金陰巳・火陰火剋金(相剋)
19壬午みずのえうま壬・水陽午・火陽水剋火(相剋)
20癸未みずのとひつじ癸・水陰未・土陰土剋水(相剋)
21甲申きのえさる甲・木陽申・金陽金剋木(相剋)
22乙酉きのととり乙・木陰酉・金陰金剋木(相剋)
23丙戌ひのえいぬ丙・火陽戌・土陽火生土(相生)
24丁亥ひのとい丁・火陰亥・水陰水剋火(相剋)
25戊子つちのえね戊・土陽子・水陽水剋土(相剋)
26己丑つちのとうし己・土陰丑・土陰比和
27庚寅かのえとら庚・金陽寅・木陽金剋木(相剋)
28辛卯かのとう辛・金陰卯・木陰金剋木(相剋)
29壬辰みずのえたつ壬・水陽辰・土陽土剋水(相剋)
30癸巳みずのとみ癸・水陰巳・火陰火剋水(相剋)
31甲午きのえうま甲・木陽午・火陽木生火(相生)
32乙未きのとひつじ乙・木陰未・土陰木剋土(相剋)
33丙申ひのえさる丙・火陽申・金陽火剋金(相剋)
34丁酉ひのととり丁・火陰酉・金陰火剋金(相剋)
35戊戌つちのえいぬ戊・土陽戌・土陽比和
36己亥つちのとい己・土陰亥・水陰水剋土(相剋)
37庚子かのえね庚・金陽子・水陽金生水(相生)
38辛丑かのとうし辛・金陰丑・土陰土生金(相生)
39壬寅みずのえとら壬・水陽寅・木陽水生木(相生)
40癸卯みずのとう癸・水陰卯・木陰水生木(相生)
41甲辰きのえたつ甲・木陽辰・土陽木剋土(相剋)
42乙巳きのとみ乙・木陰巳・火陰木生火(相生)
43丙午ひのえうま丙・火陽午・火陽比和
44丁未ひのとひつじ丁・火陰未・土陰火生土(相生)
45戊申つちのえさる戊・土陽申・金陽土生金(相生)
46己酉つちのととり己・土陰酉・金陰土生金(相生)
47庚戌かのえいぬ庚・金陽戌・土陽土生金(相生)
48辛亥かのとい辛・金陰亥・水陰金生水(相生)
49壬子みずのえね壬・水陽子・水陽比和
50癸丑みずのとうし癸・水陰丑・土陰土剋水(相剋)
51甲寅きのえとら甲・木陽寅・木陽比和
52乙卯きのとう乙・木陰卯・木陰比和
53丙辰ひのえたつ丙・火陽辰・土陽火生土(相生)
54丁巳ひのとみ丁・火陰巳・火陰比和
55戊午つちのえうま戊・土陽午・火陽火生土(相生)
56己未つちのとひつじ己・土陰未・土陰比和
57庚申かのえさる庚・金陽申・金陽比和
58辛酉かのととり辛・金陰酉・金陰比和
59壬戌みずのえいぬ壬・水陽戌・土陽土剋水(相剋)
60癸亥みずのとい癸・水陰亥・水陰比和

一覧表の「天干・地支の関係」欄の見方:「相生」はエネルギーが生じ合う関係、「相剋」は抑制し合う関係、「比和」は同じ五行同士で共鳴・強化し合う関係を指す。各干支のより詳しい解釈は個別ページで確認してほしい。


十干の意味――甲から癸まで

十干は古代中国で植物の成長過程を10段階に見立てたものが起源とされる。算命学では五行(木・火・土・金・水)の各エネルギーを「陽」と「陰」の2種類で表現するための記号として使う。

木の十干

甲(きのえ)は木の陽。まだ地中にある種が力を溜め、地面を突き破って芽吹こうとする段階のエネルギーだ。外向きに伸びる推進力と、曲げることを嫌う直線的な意志が特徴。乙(きのと)は木の陰。すでに地上に出た草や蔓のように、環境に合わせてしなやかに方向を変えながら生き延びる。柔らかさの中に粘り強さを持つ。

火の十干

丙(ひのえ)は火の陽。真夏の太陽のように周囲を照らしきる、隠し事のないエネルギー。情熱と行動力が前に出る。丁(ひのと)は火の陰。灯火や星のように、小さくても消えない内側の光。外向きに広がるより、特定の何かをじっくり照らし続ける。

土の十干

戊(つちのえ)は土の陽。大山や大地のように、動かない安定と包容力を体現する。そこにいるだけで周囲が落ち着く存在感がある。己(つちのと)は土の陰。耕された農地や庭土のように、外からの働きかけを受けて実を結ぶ土。受容性と育む力が強い。

金の十干

庚(かのえ)は金の陽。原石・岩礁・鉄のような硬さ。変わらない基準と、曲げないプライドを持つ。辛(かのと)は金の陰。宝石・刃物・精製された金属のような洗練。細部への感性と、削り磨かれた美を追求する。

水の十干

壬(みずのえ)は水の陽。大海・大河のような広がりと流動性。好奇心旺盛で、どこへでも浸透していく知性を持つ。癸(みずのと)は水の陰。霧・雨・地下水のような静けさ。表面には見えないが、内側で確実に浸透し続けるエネルギー。


十二支の意味――子から亥まで

十二支は月の運行と季節の循環を12分割した記号だ。動物との対応は民間で親しみやすく覚えるために後から付けられたもので、本来の意味は各月の「気の状態」を表現している。

水の十二支

子(ね)は水の陽。冬至の時期、地下に閉じ込められた陽気が最初の動きを見せる瞬間を表す。始まりのエネルギー。亥(い)は水の陰。冬の始まり、万物が静まり返る前の最後の充電期。内向きに蓄えるエネルギー。

木の十二支

寅(とら)は木の陽。早春、地中から気が一気に上昇し始める。積極性と前進力の象徴。卯(う)は木の陰。春の盛り、草木が柔らかく伸び広がる。協調性とやわらかな表現力を持つ。

火の十二支

午(うま)は火の陽。夏至、陽気が頂点に達し、すべてが輝く瞬間。情熱とスピード。巳(み)は火の陰。夏の入口、熱が蓄積されていく段階。内から燃え続ける粘り強さ。

土の十二支

丑・辰・未・戌の4つが土の十二支に相当する。各季節の終わりに置かれ、次の季節へ橋渡しする「転換点の土」として機能する。丑(うし)は冬の土・陰、辰(たつ)は春の土・陽、未(ひつじ)は夏の土・陰、戌(いぬ)は秋の土・陽。安定・蓄積・調整が共通するキーワードだ。

金の十二支

申(さる)は金の陽。秋の始まり、実が成熟して固まる段階。行動力と器用さを持つ。酉(とり)は金の陰。晩秋、収穫が完成する時期。完成度へのこだわりと審美眼。


干支の五行と陰陽――各干支の組み合わせが持つ意味

60の干支は、天干と地支の五行関係によって大きく3タイプに分かれる。

比和(ひわ)の干支

天干と地支が同じ五行に属するとき、エネルギーが共鳴・強化し合う「比和」の関係になる。一覧表で「比和」と表記した干支がこれにあたる。甲寅・乙卯(木×木)、丙午・丁巳(火×火)、戊辰・戊戌・己丑・己未(土×土)、庚申・辛酉(金×金)、壬子・癸亥(水×水)。比和の干支は、その五行の性質が純粋に強まる。丙午が「火の比和」として強烈なエネルギーを持つとされるのはこのためだ。

相生(そうせい)の干支

天干と地支が「木→火→土→金→水→木」の生じ合う関係にある干支は、エネルギーが一方向に流れて伸びる。たとえば壬申(水・金)は「金生水」で地支が天干を養う形になり、安定した資質の流れが生まれる。甲子(水生木)、戊申(土生金)、庚子(金生水)なども同じ構造だ。

相剋(そうこく)の干支

天干と地支が「木剋土・土剋水・水剋火・火剋金・金剋木」の抑制関係にある干支は、内部に緊張を抱える構造になる。ただしこの緊張が「深みと複雑さ」を生むとも言われ、一概に不利な組み合わせとは見なさない。戊子(土×水)が「水剋土」でありながら独特の感受性を持つとされるのは、この相剋から生まれる内的なダイナミクスがあるからだ。

五行の相互関係について詳しくは算命学の陰陽五行を参照してほしい。


六十干支と暦――年・月・日・時への適用

六十干支は「60年で一周する暦」として現代まで使われている体系だ。その適用範囲は広い。

年への適用

1984年は甲子年(きのえねどし)、1985年は乙丑年というように、60年サイクルで年に干支が割り当てられる。西暦と干支の対照は算命学の計算式で確認できる。2024年は甲辰年、2025年は乙巳年、2026年は丙午年にあたる。

月への適用

月柱も干支で表す。ただし月の干支は年の天干によって起点が変わるため、自動計算なしに求めるのは煩雑だ。算命学 無料計算ツールを使えば年柱・月柱・日柱をまとめて出せる。

日への適用

算命学で最も重要なのが日柱の干支だ。生まれた日の干支が「日干(にっかん)」を決め、主星の決定に直結する。日柱は年や月と違って閏年・大小月の影響を受けるため、手計算は複雑になる。

時への適用

四柱推命では生まれた時間(時柱)も干支で表すが、算命学では主に年柱・月柱・日柱の三つを命式の核として使う。時柱を加えて読む流派も存在する。

還暦とはなにか

自分が生まれた年の干支と同じ干支年が再び来るのが60年後、つまり数え61歳。これが「還暦(かんれき)」だ。「暦が還る(元に戻る)」という意味で、60年かけて干支のサイクルが一巡したことを祝う。赤いちゃんちゃんこを着る習慣は、生まれ直しのシンボルとして赤色(新生児の色)を使う伝統から来ている。

六十干支が年月日時の記録システムであり続けてきた背景には、10と12という数が生み出す数学的な美しさがある。10年・12年といった周期が自然の変化と共鳴するという東洋の世界観が、この体系を数千年にわたって使い続けさせてきた理由の一つだろう。


自分の干支の調べ方

算命学の命式を構成する三つの柱(年柱・月柱・日柱)はすべて干支で表される。

最も手軽な方法は算命学 無料計算ツールを使うことだ。生年月日を入力するだけで、年柱・月柱・日柱の干支と主星・天中殺が自動で出る。

日柱の天干(日干)が自分の命式を読む基点になる。たとえば日干が丙(ひのえ・火の陽)なら、天干が丙の干支の特性が命式の軸として機能する。上の一覧表で自分の日柱干支を見つけたら、そのリンクから個別ページに進んで性格・宿命・五行関係をまとめて確認してほしい。

六星占術の「何星人か」を調べたい場合は六星占術 自動計算が対応している。算命学の主星とは別体系なので、両方を確認して比較すると面白い。


よくある質問

六十干支と十二支(年賀状の干支)はどう違うの?

年賀状などで「来年は〇〇年」と使われる動物の干支は十二支(12種)だ。六十干支はそこに十干(10種)を組み合わせた60種の体系。「2026年は丙午年」のように「丙午(ひのえうま)」と表記するのが六十干支の表し方で、単に「午年(うまどし)」と言うときは十二支だけを指している。算命学では六十干支を使って命式を作るため、十二支だけでは情報が足りない。

自分が何番目の干支か調べるには?

算命学 無料計算ツールで生年月日を入力すると、日柱・月柱・年柱の干支が出る。このページの一覧表と照合すれば番号が確認できる。日柱の干支が最も個人の本質に関わるとされる。

比和の干支は「強い」という意味?

「強い」より「その五行の性質が純粋に出る」と理解する方が近い。甲寅(木×木)なら木のエネルギーが倍加し、直線的な意志と成長への推進力が際立つ。同時に、他の五行からの補完を自然に求めることも多くなる。比和だから有利・不利というより、性質が尖った形で発揮されやすいと見るのが算命学の一般的な読み方だ。

算命学と四柱推命で干支の読み方は違う?

組み合わせる干支の体系は共通しているが、命式の作り方と読み方に違いがある。四柱推命は年・月・日・時の四柱を立てて「用神(ようじん)」を軸に読む。算命学では三柱(年・月・日)をもとに「主星・従星・天中殺」を中心に読む。同じ干支を見ていても、着目する観点が異なる。両体系の違いの詳細は算命学と四柱推命の違いで解説している。

干支の「天干・地支の関係」欄の読み方は?

一覧表の「天干・地支の関係」は、その干支の天干(上の干)と地支(下の支)が五行上でどんな関係にあるかを示している。「相生」は生じ合う関係(エネルギーが流れる)、「相剋」は抑制し合う関係(内的な緊張が生まれる)、「比和」は同じ五行同士(エネルギーが共鳴・強化する)。これは干支の性質を理解する補助情報であり、単独で吉凶を決めるものではない。


算命学をもっと深く知る

このページは60干支の全体像を把握するための入口だ。自分の干支や命式を実際に読んでみたい場合は、以下のページへ進んでほしい。


さらに深く知るための、VEIL完全ガイドシリーズ

「答え」ではなく「体系」を渡すための深掘りシリーズです。本記事と合わせて読むと、占いの体系がより立体的に見えてきます。

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