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暦・吉日読む目安 約12分

冬至はいつ?2026年は12月22日(火)|意味とゆず湯の由来

執筆・編集:VEIL編集部
2026年の冬至は12月22日(火)、冬至の瞬間は5時50分(中央標準時)。太陽が黄経270度を通る時刻で、国立天文台の令和8年暦要項による。2027年は12月22日(水)11時42分。冬至の日付は12月21日か22日に動き、2016〜2027年で21日だったのはうるう年の2016・2020・2024年だけ。東京の昼の長さは12月17日で9時間46分。易では陰がきわまって陽が戻り始める日とされ、冬至を「一陽来復」とも呼ぶ。

2026年の冬至は12月22日(火)、その瞬間は5時50分です。 東京の日の出は12月17日で6時44分なので、冬至の瞬間はまだ暗いうちに過ぎていきます。翌2027年の冬至は12月22日(水)の11時42分です。

冬至は「その日」より先に「その瞬間」で決まります。太陽が天球上の通り道(黄道)でいちばん南の点、黄経270度に来た時刻が冬至で、その時刻を含む日が冬至の日です。このページでは国立天文台が毎年発表する暦要項の値をそのまま表にし、昼の長さの実数、冬至をめぐる言葉と習わしを辞典の記述でたどります。

2026年と2027年の冬至 日時と暦

確認したいこと2026年2027年
冬至の日12月22日(火)12月22日(水)
冬至の瞬間(中央標準時)5時50分11時42分
前年の冬至からの間隔365日5時間47分365日5時間52分
旧暦の日付11月14日11月25日
六曜赤口大安
出典国立天文台 令和8年暦要項(令和7年2月3日発表)国立天文台 令和9年暦要項(令和8年2月2日発表)

旧暦の日付は、冬至を含む月を11月とする決まり(改訂新版 世界大百科事典)に、暦要項の新月の日を当てはめて数えました。2026年は12月9日の新月の日が旧暦11月の1日目にあたり、冬至はその14日目です。六曜はこの旧暦から、11月の1日目を大安として順に割り当てたものです(日本大百科全書「六曜」)。暦要項そのものに六曜は載っていません。

二十四節気は、その瞬間を指すこともあれば、そこから始まる期間を指すこともあります(国立天文台 暦Wiki)。期間としての冬至は次の小寒の前日までの約15日間で(ブリタニカ国際大百科事典)、2027年の小寒は1月5日23時10分。2026年の冬至の期間は、12月22日から翌年1月4日までになります。

2028年の冬至は、まだ発表されていません。暦要項は前の年の2月の官報に載る形で発表されるもので、令和9年(2027年)版は令和8年2月2日の発表でした。2028年の日時は2027年2月に出る予定です。

冬至は12月21日か22日 12年分の表

年冬至の日冬至の瞬間(中央標準時)前年の冬至からの間隔
2016年(うるう年)12月21日(水)19時44分365日5時間56分
2017年12月22日(金)1時28分365日5時間44分
2018年12月22日(土)7時23分365日5時間55分
2019年12月22日(日)13時19分365日5時間56分
2020年(うるう年)12月21日(月)19時02分365日5時間43分
2021年12月22日(水)0時59分365日5時間57分
2022年12月22日(木)6時48分365日5時間49分
2023年12月22日(金)12時27分365日5時間39分
2024年(うるう年)12月21日(土)18時21分365日5時間54分
2025年12月22日(月)0時03分365日5時間42分
2026年12月22日(火)5時50分365日5時間47分
2027年12月22日(水)11時42分365日5時間52分

12年を並べると、12月21日になったのは2016年・2020年・2024年で、どれもうるう年です。

右の列を見てください。前年の冬至からの間隔は、どの年も365日と5時間39分〜5時間57分におさまっています。1年の長さ(1太陽年)は365.2422日で、暦の365日より6時間ほど長い。そのため冬至の時刻は毎年6時間ほど遅れていき、4年で約1日ぶんたまったところを、うるう年の2月29日が戻します(国立天文台 暦Wiki「二十四節気の変動とうるう年の役割とは」)。日付が21日と22日を行き来するのは、このしくみのためです。

間隔が年ごとに十数分ずつ揺れるのは、惑星や月、章動(地球の自転軸の小さな揺れ)、地球の楕円軌道の影響で、どれだけ精密に観測しても消えない種類のばらつきだと暦Wiki「二至二分」は説明しています。また「二十四節気の変動とうるう年の役割とは」によると、12月21日の冬至が現れるのは1992年以降で、12月23日の冬至は1955年以前にしかありません。

一年でいちばん昼が短い日 日の入りがいちばん早い日ではない

冬至は、北半球で昼がいちばん短い日です。東京の日の出と日の入りを、暦要項の10日おきの値で並べます。

日付日の出日の入り昼の長さ
2026年11月27日6時28分16時29分10時間1分
2026年12月7日6時37分16時28分9時間51分
2026年12月17日6時44分16時30分9時間46分
2026年12月27日6時49分16時35分9時間46分
2027年1月1日6時50分16時38分9時間48分
2027年1月11日6時51分16時47分9時間56分
2027年1月21日6時48分16時57分10時間9分

10日おきの表なので、冬至当日の12月22日は載っていません。補間した数値は載せませんが、冬至をはさむ12月17日と12月27日は、どちらも昼が9時間46分です。

表の中で日の入りがいちばん早いのは12月7日の16時28分、日の出がいちばん遅いのは1月11日の6時51分で、どちらも冬至の日ではありません。国立天文台の暦Wikiも、日の入りが最も早くなるのは冬至の10日前くらい、日の出が最も遅くなるのは冬至のあとだと説明しています。太陽の高さの変化に、太陽が真南に来る時刻(南中時刻)の季節によるずれが重なるためで、冬至のころは高さの変化が小さいぶん、時刻のずれのほうが目立ちます。

昼の長さそのものについては、冬至がいちばん短いと考えて差し支えない、と暦Wiki「昼や夜の長さの季節変化」は書いています。同じページには、分単位の時刻で引き算すると冬至でない日のほうが見かけ上短く出ることがよくある、という注意もあります。

夏至と比べると差がよくわかります。2026年6月20日の東京は日の出4時25分・日の入り19時00分で、昼は14時間35分でした。12月17日の9時間46分とは、4時間49分の差です。夏の側は2027年の夏至で同じように表にしています。

正午ごろの太陽の高さ(南中高度)も、冬至でいちばん低くなります。冬至の太陽の赤緯はマイナス23度27分(日本大百科全書)。暦要項が東京の基準にしている旧東京天文台は北緯35度39分なので、90度から35度39分と23度27分を引くと、南中高度はおよそ31度。1メートルの棒を立てると、影はおよそ1.7メートルに伸びます。夏至(赤緯23度半)で同じ計算をすると、高さはおよそ78度、影はおよそ22センチです。大気による光の屈折は入れていない概算です。

冬至とはどんな日か 暦の起点と「一陽来復」

二十四節気は、太陽の位置で一年を24に分けた目印です。立春から数えて偶数番目のものを「中気」といい、春分・夏至・秋分・冬至はここに入ります(国立天文台 暦Wiki)。冬至は旧暦11月の中気で、旧暦には冬至を含む月を11月とする決まりがありました(改訂新版 世界大百科事典)。

暦の歴史では、冬至は特別な点でした。暦Wikiは二十四節気の起点を冬至とし、古くから冬至を観測することで暦を正してきたと説明しています。世界大百科事典によれば、中国流の暦法では、まず太陽の影の長さを測って冬至の日時を決め、前年の冬至との差から1年の長さを出すのが基本でした。精選版 日本国語大辞典は、続日本紀の神亀2年(725年)の条に天皇が冬至の賀辞を受けた記述があることを用例に挙げ、冬至の別名として「唐の正月」「南至」を載せています。

一陽来復

冬至の別名としてよく知られるのが「一陽来復(いちようらいふく)」です。易の「復」の卦は、いちばん下の段に陽がひとつふたたび芽生えた形で、これを冬至に当てたことに由来します。反対に、陰がひとつ生じる「姤(こう)」の卦は夏至にあたります(改訂新版 世界大百科事典)。

言葉の意味はそこから広がり、冬が去って春が来ること、悪いことが続いたあとにようやくよい方へ向かうことも一陽来復と言うようになりました(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典)。旧中国では冬至の日に仕事を休み、赤豆の粥を作ったり酒宴を開いたりして、万物のよみがえりを祝ったと世界大百科事典は書いています。

朔旦冬至

冬至と朔(新月)が同じ日に重なることを、朔旦冬至(さくたんとうじ)といいます。旧暦でいえば冬至が11月の朔日(ついたち)に来る年で、めでたいしるし(瑞祥)とされ、宮中で祝宴が開かれました(精選版 日本国語大辞典)。

国立天文台の暦Wikiによると、延暦3年(784年)から祝賀や免税が行われるようになり、明治3年(1870年)に祝賀は廃止されました。近年の朔旦冬至は2014年12月22日で、その次は2052年12月21日です。19年ごとの周期にあたる2033年は、1日違いで重なりません。2026年の冬至は旧暦11月の14日目、2027年は25日目にあたるので、どちらも朔旦冬至ではありません。

冬至の七十二候

二十四節気をさらに3つずつに分けたのが七十二候で、冬至は次の3つです(国立天文台 暦Wiki、宝暦暦以降の表記)。読みのとおり、なつかれくさが芽を出し、さわしかの角が落ち、雪の下で麦が伸びる、という季節の見立てです。七十二候は天保暦から日付の割り振りをやめているので、ここでも候ごとの日付は載せていません。

区分七十二候読み
初候乃東生なつかれくさしょうず
次候麋角解さわしかのつのおつる
末候雪下出麦ゆきくだりてむぎのびる

ゆず湯・かぼちゃ・小豆粥 辞典にある冬至の習わし

冬至の習わしのうち、辞典・百科事典に載っているものを並べました。

習わし辞典・百科事典の記述出典
ゆず湯(柚湯)冬至の日に柚子を浮かべた湯に入る。禊(みそぎ)のなごりかとされるデジタル大辞泉・改訂新版 世界大百科事典
かぼちゃ(冬至とうなす)冬至にカボチャを食べる。江戸時代に広まったと考えられ、冬の祭りの供え物としての意味があったとみられる日本大百科全書・世界大百科事典
小豆粥(冬至粥)冬至の日に小豆粥を食べる精選版 日本国語大辞典
こんにゃく冬至にコンニャクを食べる風習がある日本大百科全書・百科事典マイペディア
大師講旧暦11月23日の夜から翌日にかけて、小豆粥や団子を作って供える日本大百科全書

日本大百科全書は、こうした習わしをまとめて、衰えたものが再生するという冬至の考え方に呼応する儀礼だと説明しています。太陽の力がいちばん弱まる日を、ここから戻ってくる日として迎える、という見方です。

ゆず湯は銭湯の行事としても知られ、世界大百科事典(旧版)の「銭湯」の項には、5月5日の菖蒲湯と並んで冬至の柚子湯がいまも行われていると書かれています。

ゆず湯やかぼちゃの「効き目」について

体によいとする言い伝えも各地に残っていますが、効果を確かめた資料ではないため、このページでは扱いません。「ゆず=融通」「冬至=湯治」という語呂合わせの説明もよく見かけますが、今回あたった辞典の項目には出てこなかったので、取り上げていません。

占いの暦で見る冬至(一つの見方として)

占いの世界でも、冬至は大きな区切りとして扱われます。ここからは暦の事実と、占いでの読み方を分けて書きます。

太陽が山羊座に入る瞬間と同じ時刻です。 黄道十二宮の第10宮・磨羯宮(山羊座)は黄経270度から300度の範囲です(精選版 日本国語大辞典)。冬至は太陽が黄経270度に達する瞬間なので、西洋占星術でいう「太陽が山羊座に入る」時刻と重なります。2026年なら12月22日5時50分です。このサイトの星座の区切りでも12月22日生まれから山羊座としていて、性格の読み方は山羊座の性格・恋愛・仕事運にまとめています。なお、星の並びとしてのやぎ座とは歳差のためにずれていて、磨羯宮の大部分はいまはいて座の中にあります(デジタル大辞泉)。春分・夏至・秋分・冬至に始まる4つの星座の位置づけは12星座の構造で扱っています。

陽が戻り始める日という読み方があります。 占い学校アカデメイア・カレッジの占い用語集(コトバンク所収)は、冬至を過ぎると太陽の力が少しずつ強まり、陽の力が増していくと説明しています。一陽来復と同じ向きの考え方で、冬至を下り坂の終わり、上り坂の始まりとして読むわけです。

この読み方に沿うなら、冬至の過ごし方には次のような使い方があります。どれも効果を約束するものではなく、区切りをつけるための一つの方法です。

  • 一年をふり返り、うまくいかなかったことを書き出して区切りをつける。一陽来復には、悪いことが続いたあとによい方へ向かうという意味もあります
  • 来年続けたいことを、冬至の日に一つだけ決めておく。陽が戻り始める日を、始める日に重ねる考え方です
  • ゆず湯に入る日にする。百科事典が禊のなごりかとしている習わしを、気持ちを切り替える合図に使います

2026年は、冬至の2日後の12月24日10時28分に満月を迎えます。満月は手放しや浄化に向く日とされるので、冬至で区切った一年を満月で手放す、という組み合わせ方もできます。

2027年は、冬至の6日後の12月28日5時12分が新月です。新月は願いごとを置く日とされ、冬至で決めたことを新月に書き出す流れにもできます。日ごとの月の満ち欠けは新月・満月カレンダー 2026にあります。

暦注の吉日とも重ねておきます。2026年12月22日の冬至は、一粒万倍日にも天赦日にも当たりません。冬至の6日前の2026年12月16日(水)は、天赦日と一粒万倍日が重なる日です(2026年の最強開運日ランキング)。

2027年12月22日の冬至は一粒万倍日にあたり、六曜も大安です。前後の吉日は2027年の吉日カレンダーで日ごとに引けます。

よくある質問

Q. 2026年の冬至はいつですか?

12月22日(火)です。冬至の瞬間は同じ日の5時50分(中央標準時)で、国立天文台の令和8年暦要項による値です。2027年の冬至は12月22日(水)の11時42分です。

Q. 冬至は毎年12月22日ですか?

12月21日の年と22日の年があります。2016〜2027年の12年では、12月21日だったのはうるう年の2016・2020・2024年でした。冬至の時刻が毎年6時間ほど遅れ、うるう年の2月29日で1日ぶん戻るためです。

Q. 冬至は一年でいちばん日の入りが早い日ですか?

違います。東京の暦要項(10日おきの値)では、日の入りは2026年12月7日の16時28分がいちばん早く、日の出は2027年1月11日の6時51分がいちばん遅くなります。冬至は昼の長さがいちばん短い日で、日の出と日の入りの極端な日はその前後にずれます。

Q. 冬至にやってはいけないことはありますか?

二十四節気は太陽の位置で決まる季節の区切りで、日の吉凶を決める暦注とは別のものです。今回あたった辞典・百科事典の冬至の項目にも、してはいけないことの記述はありませんでした。日取りの吉凶を気にする場合は、六曜や一粒万倍日などの暦注を別に確かめてください。2026年の冬至の六曜は赤口です。

Q. 朔旦冬至とは何ですか?次はいつですか?

冬至と朔(新月)が同じ日に重なることで、古くはめでたいしるしとして宮中で祝われました。国立天文台の暦Wikiによると、近年の朔旦冬至は2014年12月22日、次は2052年12月21日です。2026年と2027年の冬至は朔旦冬至ではありません。

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