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神社・参拝読む目安 約12分

初詣はいつまで?2027年の松の内・節分の日付と行く時間の目安

執筆・編集:VEIL編集部
初詣に「この日まで」という決まりはありません。辞書の定義は「正月、その年初めて社寺に参詣すること」で、どこまでを正月とみるかで目安が変わります。2027年でいえば、三が日は1月1日(金)〜3日(日)、松の内は多くの地域で7日(木)まで、京都・大阪などでは15日(金)まで。正月行事がひと区切りつく小正月が15日(金)、立春の前日の節分が2月3日(水)です。混む時間を外したい、喪中で三が日を避けたいといった事情に合わせて、どの区切りで考えるかを先に決めておくと迷いません。

2027年の初詣は、三が日がそのまま金・土・日に重なります。 元日が金曜日なので、年明け最初の平日は1月4日(月)。松の内が明けたすぐ後の1月9日(土)〜11日(月・成人の日)は3連休です。

このページでは、初詣の「いつまで」を4つの区切りに分けて2027年の日付と曜日に置き直し、何時から行けるか、混みやすい時間帯、服装、喪中・忌中のときの考え方を、辞書と神社の公式情報にそって順に整理します。

2027年の初詣カレンダー(日付と曜日)

区切り2027年の日付曜日どういう日か
大晦日2026年12月31日木夜に出かけて年をまたいでお参りする「二年まいり」の日
元日1月1日金・祝0時を過ぎたら初詣
三が日1月1日〜3日金〜日1日・2日・3日の3日間
松の内(多くの地域)〜1月7日木門松・松飾りを立てておく期間
3連休1月9日〜11日土〜月11日は成人の日
松の内(京都・大阪など)/小正月1月15日金正月行事がひと区切りつく日
1月の終わり1月31日日「正月」を1月全体と読む場合の区切り
節分2月3日水立春の前日。年越しの行事が行われてきた日
立春2月4日木二十四節気の立春(10時46分)

曜日と祝日は国立天文台の令和9年暦要項「国民の祝日」、節分と立春は同じ暦要項の「二十四節気および雑節」と照らし合わせています。立春の時刻は中央標準時です。

2027年の並びで目につくこと

三が日に平日が一日も入りません(1日金・2日土・3日日)。そのため松の内を7日までとする地域では、4日(月)〜7日(木)の4日間が、松の内のうちに行ける平日になります。週末なら、松の内と小正月のあいだに9日〜11日の3連休があります。節分は水曜日です。

初詣の「いつまで」に答えが4つある理由

初詣の期限には「三が日まで」「松の内まで」「1月15日まで」「節分まで」と、いくつもの言い方があります。どれかが間違っているわけではありません。出発点になる言葉の幅が広いからです。

「正月」という言葉の幅

精選版日本国語大辞典は、初詣を「正月、その年初めて神社や寺に参詣すること」と説明しています。ところが「正月」そのものが、デジタル大辞泉では「1年の最初の月」とも「年の初めを祝う行事が行われる期間」とも書かれています。1月いっぱいと読む人もいれば、正月行事の期間と読む人もいる。この幅が、答えの数になって表に出ています。

三が日

三が日は1月1日・2日・3日のことで、元日は年の初めを祝う国民の祝日です(ブリタニカ国際大百科事典)。いちばん短い区切りで、「新年のあいさつは早いほうがいい」と考えるならここが目安になります。

松の内は土地によって長さが違う

松の内は、正月の門松や松飾りを立てておく期間です。デジタル大辞泉は「元日から7日、また15日まで」としています。日本大百科全書(ニッポニカ)はもう少し細かく、普通は七日正月までで、京都や大阪では15日まで、8日までとする地方や6日までとする例もあると書いています。改訂新版 世界大百科事典には、元旦から3日まで・7日・15日前後までと土地によって一定せず、全体としては短くなる傾向にある、とあります。

ニッポニカは、門松を年神の依代(よりしろ)とみて、松の内を「年神が家々に滞在する期間」、つまり狭い意味での正月だと説明しています。「松の内のうちに初詣を」という言い方は、年神がまだいる正月の本体のうちに、という感覚に近いと読めます。

小正月で正月行事がひと区切り

小正月は1月15日を中心とする行事です。世界大百科事典は、小正月で正月行事は終わると考えるのが普通だとしています。精選版日本国語大辞典には、14日から16日までをいうとも書かれています。正月飾りを集めて焼くどんど焼き(左義長)もこの時期の行事です。

節分まで、という考え方

節分は立春の前日です。精選版日本国語大辞典によると、冬から春になるときを一年の境と考えた時期があり、節分には大晦日と同じ種類の年越しの行事が行われてきました。世界大百科事典は、恵方参りの初詣が江戸時代、京・大坂・江戸を中心に節分の夜に行われていたと記しています。

立春を年の境とみるなら、節分までは「年越しの続き」です。1月中に都合がつかなかった人が節分を区切りにするのは、この暦の見方に沿った選び方といえます。

迷ったときの選び方

4つの区切りは、何を大事にするかで選び分けられます。

こう考えるなら目安にする区切り2027年の日付
年が明けたら、できるだけ早く新年のあいさつをしたい三が日1月1日(金)〜3日(日)
正月飾りを出しているうちに済ませたい住んでいる地域の松の内1月7日(木)、京都・大阪などは15日(金)
正月行事がひと区切りつくまでに行きたい小正月1月15日(金)
暦の年の境(立春)を基準にしたい節分2月3日(水)

松の内の長さのように土地によって違うものは、住んでいる地域や家のやり方に合わせるのがいちばん自然です。家族で行くなら、まず誰がどの区切りを思い浮かべているかを話してみると、日取りが決めやすくなります。

初詣は何時から?開門の時間と混みやすい時間帯

日付が変わった0時からが初詣

世界大百科事典によると、以前は大晦日の夜を新年の始まりとする感覚があり、家の主人が氏神の社にこもったり、社前でたき火をして夜を明かしたりする風習がありました。新年が午前0時に始まるという考えが当たり前になると、元旦早朝の参拝が主流になり、今の初詣の形にまとまったといいます。除夜の鐘を聞いてすぐに参詣に行くことを「二年まいり」と呼ぶ、とも書かれています。

1月1日に日付が変わってからのお参りが初詣、と考えれば迷いません。大晦日のうちに境内に入って年越しを迎え、そのまま0時過ぎに拝礼する形も、この流れの中にあります。

夜通し開く神社と、夜は閉まる神社

何時から境内に入れるかは神社ごとに違います。例として、明治神宮が2026年の正月に向けて公式サイトに出していた開門・閉門の予定を挙げます。

日開門閉門
大晦日6:400:00(年越しは閉門せず、元日にかけて夜通しお参りできる)
元日0:0018:30
2日・3日6:4018:00
4日6:4017:30
5日以降6:4016:20(初詣期間中は延長)

明治神宮はふだん、日の出とともに開門し、日の入りに合わせて閉門していて、1月は6時40分開門・16時20分閉門です(公式「ご参拝の方へ」)。大晦日から元日にかけては夜通し開いていても、2日以降は夜のあいだ門が閉まる。明治神宮の場合、初詣の時期だけ時間を延ばしている形です。

2027年の時間は年末の案内で確かめる

2026年10月18日に確認した時点で、明治神宮の初詣のページは2026年正月の内容(令和8年の厄年表など)のままで、2027年正月の時間はまだ載っていませんでした。上の表は、どんな形で案内が出るかの例として見てください。行く神社の公式サイトやお知らせで、年末に出る案内を確かめておくのが確実です。

お守りやご祈祷の受付は、境内に入れる時間と別

社殿の前でお賽銭を上げて拝礼するだけなら、申し込みはいりません。神社本庁によると、個人のご祈願や、社殿に上がって参拝する昇殿参拝は、社務所や授与所に申し込む必要があります。

申し込みの窓口には受付時間があります。明治神宮の場合、個人のご祈願はふだん午前9時から午後4時20分までの受付で、初詣の時期は受付場所が変わる場合があるとしています。ふだんは御朱印の受付も9時から閉門までです。0時ちょうどに行って、お守りもご祈祷も済ませたいなら、その時間に窓口が開いているかを先に確かめておくと空振りがありません。

混む時間を避けたいとき

明治神宮は同じ初詣のページで、例年、大晦日の22時〜元日の3時と、三が日の10時以降が混み合うとして、分散参拝への協力を呼びかけています。人数を出した資料ではありませんが、神社自身が「この時間は混む」と書いているので、時間を選ぶときの手がかりになります。

この案内を裏から読むと、三が日のうちでも朝の早い時間、または4日以降は、明治神宮が挙げる混雑の時間帯から外れます。2027年は4日が月曜日なので、平日の朝に動けるなら4日〜7日(木)が、松の内のうちに収まる候補です。週末を使うなら、9日(土)〜11日(月・成人の日)の3連休も選べます。

ただし、混み方は神社の規模や場所によって大きく違います。地域の氏神さまと、全国から人が集まる大きな神社とでは事情がまったく別なので、明治神宮の時間帯をそのまま他の神社に当てはめることはできません。行き先が大きな神社なら、年末に出る案内に「混み合う時間」が書かれていないかを見ておきましょう。

車で行くつもりなら、交通規制にも気をつけたいところです。明治神宮は三が日に車で境内に入れないと案内しています。行き先の案内で駐車場や交通規制を確かめてから出かけると安心です。

初詣の服装はどこまで気にする?

決まった服装はありません。明治神宮は参拝者に向けて「参拝にふさわしい服装で、心静かに」と呼びかけています。服の種類を指定するのではなく、神様の前に出る場にふさわしいかを、それぞれが考えてほしいという書き方です。

デジタル大辞泉の「初詣で」の用例には「晴れ着で初詣でする」とあり、新年の参拝に晴れ着を着ていく習慣が言葉にも残っています。とはいえ晴れ着は必須ではありません。社殿の前で拝礼して帰る参拝なら、清潔感のある外出着で十分です。

一段改まった服を選んでおきたいのは、ご祈祷(ご祈願)を受けるときです。神社本庁の説明では、申し込みを済ませると神職や巫女が社殿に案内し、ご祈願のおまつりが始まります。社殿の中でおまつりに参列する形になるので、ジャケットや落ち着いた色のきれいめな服を選んでおくと場になじみます。申し込むつもりなら、服装について行き先の案内に書かれていないかも見ておいてください。

場面服装の目安
社殿の前で拝礼して帰る清潔感のある外出着。参道を歩くので歩きやすい靴
大晦日の夜〜元日の未明に並ぶ寒さ対策を最優先。重ね着・手袋・マフラー
ご祈祷・昇殿参拝を受けるジャケットなど一段改まった服。落ち着いた色
着物・晴れ着で行く新年らしい装い。人の多い時間は裾や足元に気をつける

足元はとくに大事です。明治神宮では、各入口から御本殿まで約10分かかると案内しています。参道を往復し、混雑していれば立ち止まる時間も長くなります。ヒールの高い靴より、歩き慣れた靴のほうが楽に過ごせます。参拝そのものの作法や、ふだんの参拝の服装については神社のお参りの仕方でも触れています。

喪中・忌中のときは「いつまで」をずらして考える

神社本庁は「どのくらいの期間神社へのおまいりをご遠慮したらよいか」という問いに、地域に慣例があればそれに従い、特にない場合は五十日祭までを「忌」、一年祭(一周忌)までを「服」の期間とするのが一般的だと答えています。忌の期間である50日を過ぎれば、原則として神社の参拝を再開して差し支えない、という考え方です。忌の期間中でやむを得ない場合は、お祓いを受けてから参拝するのがよいともしています。

ここで、初詣の区切りが4つあることが役に立ちます。三が日がまだ五十日祭の前にあたるなら、松の内、小正月、節分と、後ろの区切りに合わせて日を選び直せばよいのです。2027年の節分は2月3日(水)。年末に身内を亡くして1月の大半が忌の期間にかかるような場合でも、節分までを目安に忌明けを待つ、という組み立て方ができます。

喪中と忌中で分けて考える

神社本庁の説明では、神社への参拝を遠慮するのは「忌」の期間(五十日祭まで)です。その後の「服」の期間(一年祭まで)は、原則として参拝を再開してよいとされています。ただし地域の慣例があれば、そちらが優先です。

喪中の初詣で、お寺ならどうか、おみくじやお守りはどうするかといった細かい点は、喪中に初詣は行ってもいい?神社・お寺の違いと正しい参拝マナーで表にまとめています。

初詣の前に済ませておきたいこと

古いお札・お守りを持っていく

神社本庁は、1年間お祀りしたお神札は年末に神社に納めてお焚き上げをしてもらい、新年を迎えるにあたって新しいお神札を受けるように、と説明しています。お守りも同じように納めて新しいものを受けますが、願いが叶うまで身につけていても差し支えないとしています。

初詣の時期には、古いお札やお守りを納める場所を設ける神社があります。明治神宮も、古いおふだ・お守りを「古神符納所(こしんぷおさめじょ)」に納められると案内しています。初詣のついでに返すなら、前の晩に袋へまとめておくと当日あわてません。返す場所の選び方や郵送での返納はお守りの返納方法にあります。

正月飾りを焼いてもらうなら日程を確かめる

ニッポニカによると、松飾りを焼く「とんど」は7日前後と15日前後に行われます。どちらの時期に行うかは地域や神社で違うので、正月飾りを持ち込みたいなら、その神社のどんど焼きの日を先に調べておきましょう。初詣とどんど焼きを同じ日にまとめられれば、足を運ぶのが一度で済みます。

お賽銭と拝礼の作法

お賽銭について、神社本庁は正式に決められた額はなく、額や語呂より神さまへ気持ちを込めてお供えすることが大切だとしています。金額の語呂合わせが気になる人はお賽銭の金額|縁起の良い金額一覧とNGな金額を見てから出かけると、財布の小銭を前もって用意できます。

拝礼は「再拝(礼)・二拍手・一拝(礼)」が全国的な基本で、神社によっては特別な拝礼の仕方をするところもあり、その場合は神社の作法に従う、と神社本庁は案内しています。手水から拝礼までの流れは神社のお参りの仕方で順番に追えます。

破魔矢とおみくじ

破魔矢は、その年の干支の絵馬や鈴が付けられた飾り矢で、1年間飾る縁起物です(神社本庁)。2027年の干支は丁未(ひのとひつじ)で、意味や早見表は2027年の干支は丁未にあります。持ち帰ったあとの飾る場所は破魔矢の飾り方、引いたおみくじの読み方はおみくじの順番と意味で確認できます。

初詣についてよくある質問

初詣は1月中なら何日に行ってもいいですか?

日付の決まりはありません。辞書の定義にある「正月」を1月全体と読めば、1月中はどの日も初詣の範囲です。正月行事の期間と読むなら松の内や小正月が目安になり、2027年は松の内が多くの地域で7日(木)、京都・大阪などで15日(金)までです。家族や地域のやり方に合わせて選べば十分です。

大晦日の夜にお参りしたら初詣になりますか?

日付が1月1日に変わってからのお参りが初詣です。世界大百科事典は、除夜の鐘を聞いてすぐ参詣に行くことを「二年まいり」と呼ぶと書いています。大晦日の夜に出かけて、0時をまたいでからお参りすれば初詣になります。その前に済ませた参拝は、一年の締めくくりのお参りです。

初詣は神社とお寺のどちらに行けばいいですか?

どちらに行っても初詣です。辞書は「神社や寺に参詣すること」と書いていて、神社に限っていません。ただし拝礼の作法は神社とお寺で違うので、行き先に合わせましょう。違いは神社のお参りの仕方の比較表にまとめています。

初詣で何か所も回ってもいいですか?

何か所までという決まりはなく、辞書の定義にも数は書かれていません。いくつもの神社でお神札やお守りを受けることについて、神社本庁は、神さまはそれぞれのご神徳をもって協力して守ってくださるので心配はいらない、と説明しています。2か所目以降はその年2回目のお参りになるだけです。

2月になってから行くのは遅いですか?

節分(2027年は2月3日)までを初詣の目安とする考え方があり、これは立春を一年の境とみる暦の見方にもとづきます。立春(2月4日)を過ぎると、この考え方でも年越しの期間は終わります。とはいえ神社へのお参りそのものに時期の決まりはないので、遅くなったからといって参拝を控える必要はありません。

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