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はじめに:春を感じる豆ご飯とは?
春の訪れとともに、新鮮な緑豆が店頭に並び始めます。この時期、ぜひ楽しみたいのが豆ご飯。
ふっくら炊き上がったお米に、ほのかな甘みと食感が心地よい豆が加わったシンプルな一品ながら、季節感と優しい味わいで食卓を彩ります。今回は、2合の米を使った豆ご飯の基本レシピを中心に、下ごしらえのポイントやアレンジを詳しく解説します。

1. 材料:2合の米で作る豆ご飯に必要なもの
以下は目安量です。味付けや豆の量はお好みで調整してください。
材料 | 分量 | 備考 |
---|---|---|
米(短粒米) | 2合 (約360ml) | 豆ご飯には、もちっとした食感を得られる短粒米(ジャポニカ米)がおすすめ |
えんどう豆 | さや付き 150〜200g むき豆 75〜100g | さや付きの豆は鮮度と風味が高く、むき豆は手軽。ただし、鮮度や風味は多少落ちることも |
塩 | 小さじ1〜1と1/3 | お好みで調整。だしを使う場合は控えめに |
水 | 炊飯器の2合の目盛りまで | 炊飯器の取扱説明書に従って適量を |
(お好みで) 酒 | 大さじ1 | ほのかな香りをプラス |
(お好みで) 昆布 | 5cm角1枚 | 豆ご飯に旨味を与える。炊き上がったら取り出す |
(お好みで) ほんだし | 大さじ3 | 顆粒だしを加えるとさらに風味豊かに。塩分量は調整を |
2. 作り方:豆ご飯を炊くステップ

(1) 米を研いで浸水する
- 米2合を研ぎ、濁りがなくなるまで数回洗い流します。
- 炊飯器の内釜に移し、2合の目盛りまで水を加え、30分〜1時間ほど浸水させます。
- 浸水させることで米が均一に水分を吸収し、ふっくらと炊き上がります。
(2) 豆の下ごしらえ
- さや付きえんどう豆の場合、さやから豆を取り出して水洗いします。
- むき豆の場合は洗うだけでOK。
- 色鮮やかに仕上げたい場合、別途さっと茹でて後から混ぜ込む方法もアリ。
(3) 調味料を加える
- 浸水後の米に**塩(小さじ1〜1と1/3)**を加えます。
- 酒や昆布、ほんだしなど、お好みの調味料を入れる場合はここで投入。
- 塩分やだしの加減を味見して調整しておくとベター。
(4) 豆をのせて炊飯
- 豆を米の上に広げるように置く(混ぜこまない)
- 通常の炊飯モードでスタート。
- 浸水を省略するときは「炊き込みごはんモード」などを使うと良い
(5) 蒸らし&仕上げ
- 炊飯が終わったら、そのまま10〜15分ほど蒸らす
- 蓋を開け、しゃもじで豆を潰さないように優しく混ぜ合わせる
- 器に盛り付け、熱々をいただく
ポイント
- 豆は上に置いて炊くことで、沈みにくく潰れにくい
- 蒸らしの時間をしっかりとることで、豆と米がよく馴染みます
3. 美味しく作るためのヒント
- 米の品質:新鮮で品質の良い短粒米を選ぶ
- 豆の鮮度:さや付きの新鮮な豆がベスト。冷凍豆も便利だが、加減を調整
- 塩加減の調整:だしを加えるときは塩分控えめに
- 豆の火加減:米と一緒に炊くときは煮すぎないよう注意(炊きあがりの固さを考慮)
- 盛り付け:焼き魚や焼き鳥、和食のおかずとよく合う。お弁当にも最適

4. バリエーション:豆ご飯の楽しみ方
- 豆の種類を変える
- えんどう豆の代わりに枝豆や黒豆など、多彩な豆でアレンジOK
- 他の具材をプラス
- 人参や筍を加えれば彩りUP
- きのこを入れて炊き込みご飯風に
- 甘い豆ご飯
- 地域によっては砂糖を加えた甘い豆ご飯文化も
- 秋には栗
- 茹で栗や甘露煮を入れると秋の味覚とのコラボが楽しめる
5. まとめ:春の香りを手作りで楽しもう
豆ご飯は、春に旬を迎えるえんどう豆の優しい甘みと、お米のふっくらした食感が相まって絶妙な味わい。
このレシピなら、2合の米で家庭でも簡単に作れます。
- 新鮮な豆の甘みを活かすため、さや付き豆を使うのがおすすめ
- 酒や昆布などを加えて深みを出すもよし
- 炊き上がりの豆の色を気にするなら、別茹でして後から混ぜる方法もあり
ぜひ、春の食卓に手作りの豆ご飯を添えて、季節の恵みを思う存分味わってみてください。
